25 Mar 2010

それでも買ってしまう

何を買ってしまうかというと、本。
いつ引っ越すかわからんのだし、とにかくかさ張るし重いんだからあまり買わないようにしよう、と思っても結局買ってしまうのはなぜでしょうか。去年ポーランド同僚夫婦の引っ越しを手伝った時、

奥さん「旦那は本ばっかり買ってる!見てよこの段ボールの山!!引っ越しの時に超困るから、もう買わないようにって言ってるの!」
旦那 「ワイフは服買ってばっかり。何で同じような服を何着も持つ必要があるの!一着あればいいでしょ!引っ越しのときに困るからなるべく買わないようにって言ってるの!」

となんだか万国共通の愚痴が聞こえてきました。服もそうだけどまあ本は重さが馬鹿にならないし、服は結構潔く「もういらないからチャリティー行き」と出来るけど、個人的に本はなかなか「古本屋行き」に出来ないため、今私の本棚もぎゅう詰め状態です。

最近は風邪っぴきだったせいもあり、ベッドの脇にはこんな本と雑誌が積み上げられています。
「モンスター」(浦沢直樹)
漫画です。はい。地元の図書館で私が「20世紀少年」を立ち読みしていた所、インターンで司書をしているらしいイギリス人の女の子に「Naoki Urasawa! He is just sooooooooooooo great. Have you read his 'Monster'?  No!!!???  You really should! All the volumes are in our library. 」と逆輸入されて読み始めました。なんと全18巻です。しかし漫画といえども、英語訳されているので、私は本当に漫画読んでるんかい?というぐらい進みがのろのろでして、たまにはゆっくり漫画を読むのもいいなあ、と思った次第です。地元の何ともない図書館ですが何故か漫画(graphic novel)コーナーが充実していて手塚治虫やら、はだしのゲンやら、ランマ1/2やら、デスノートやら、バカボンドやら、アキラやら色々読み放題。

「The Elephant Vanishes」(村上春樹)
村上節が聞いている、よくわけのわからん短編集。日本でこの短編集はどれにあたるのかよくわかりません。中には「ねじまき鳥のクロニクル」の前身っぽい短編も入っていました。チャリティーOxfamで友達のクリスマスプレゼント用に買ったんだけど、未だあげずに自分で読んでいる、というもの。

「The Hours」(Micheal Cunningham)
これまたOxfamで見つけた、映画「めぐりあう時間」の原作。この映画が好きで買ってしまったが、原作の方がおもしろかった。

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(米原万里)
もうすでに3回ぐらい読んでいるけど、また読んでしまいました。そして途中で辞められなくなり深夜3時半まで読んでしまった…。 今現在萌父がチェコ、ハンガリー、ルーマニア辺りを南下中なのですが、一人で大丈夫かなあと急に心配になった次第です。特にチョウチェスク政権崩壊後のルーマニアの描写でかなりドヨーンとなり、もちろんその当時からだいぶ時間は経っていますが、そんな灰色の国で萌父はいったい何してるんだろうか…、と鬱々。

栗原はるみレシピ、Jamie Oliverレシピ(雑誌)、Delia Smithレシピ
栗原さんのはこの前書いた通り先週末の誕生日用に使いました。

Jamieの雑誌は読んでるだけでもうまそうで私が時々買うものです。写真がいっぱいでよだれが垂れる。1ヶ月日替わりレシピカレンダーっていうのが付録で付いていまして、それを見て日曜日に何作るかを研究したりしなかったり。だいたいは、あーこれいいな、で終わりですが。

Delia Smithは今日またOxfamにあったのを見つけ、職場の経費で購入。Deliaさんはイギリス料理の世界の重鎮コック。イギリス家庭に行けば最低一冊は必ず見つかる…ぐらいの有名レシピで、Jamieと違って特に洒落たものは載ってないんだけど、彼女のレシピを踏むとまあ失敗することはまずない、無難においしいものが出来る、という感じです。私も彼女のレシピでクリスマスの七面鳥、ローストチキン、ピザ生地、キッシュ、スクランブルエッグ、チョコレートケーキなどを学びました。そう、私いまいちスクランブルエッグの作り方がわからんかったのですよ。いつも火が通り過ぎてそぼろ状態って感じで。キッシュって何だか知らなかったし、生の七面鳥なんて触った事も無かったし。


でもやっぱり読みたいのは、日本語。明日日本の古本屋さん、行こうかなあ。

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