30 Jan 2011

さらば友よ。

3年前職場で出会った友達。
2年半前に担当の家が一緒になってからは特に、涙も笑いも共にしてきた人。
最初はお互いのものすごい訛りのある英語に
なかなか意思疎通も思う通りにいかなかったけど、
一度心が通ってからは言葉なんか問題じゃない。
東欧組が圧倒的なチームの中、二人で踏ん張ってアジア組を作り
飲みチームを結成し、独り者チームを結成し、
アジア人としての勤労な(?)性格を土台に家の仕事を二人でこなし
そして他のチーム仲間の仕事しなささ具合を愚痴言い合い、
時にはお互いにいらいらして
去年の7月からは住む家もシェアするようになり、
一緒に庭仕事に励んだり、ペンキ塗りに励んだり。
私が付き合うの別れたの…とやっているのを励ましもせず、批判もせず、
それでいいだよ、といつも言ってくれて。
私がしょっちゅう風邪引くと面倒見てくれて、
新型インフルにめでたくかかった時もまめに差し入れしてくれて、
あっちが30歳で水疱瘡に感染した時には(!)
自分も感染覚悟で差し入れ(結局その後予防注射をしていた事実が判明したが)
一緒に超ローカルインド料理を食べにいき、
料理して、
踊りにいって、
酒飲んで、
沢山笑って、
3年間過ごしてきました。

そんな友達は火曜日に本帰国。その後カナダに転勤です。
良い出会いあれば、それだけつらい別れがある、と。
私の愚痴聞き相手のドイツ人姉さんの言葉を借りれば
'if you dare to love someone, be prepared for grief.' というところ。

さみしくなるなあ。
そしてその2週間後にはまた別の一番仲良い友達がアメリカへ本帰国。
とにかくこの3人で今まで一緒に何だかんだやってきて、
近すぎず遠すぎずの関係ははなかなかの良い組み合わせだったのだよ。

イギリスは不景気で外国人帰国ラッシュ(全体的にはわからないけど、私の周りは確実に) 。
お別れだらけの年が始まりました。

21 Jan 2011

誰と行ったの?

「映画に行ってきた。」と言うと、イギリス人はよく「誰と行ったの?」と聞いてきます。
イギリス人は…というのは気のせいでしょうか。日本人に聞かれたことはないのですが。友達や家族を思い出してみても、一人で行く人は少数派。そして圧倒的に日本人の女性が多いです!なぜ?

世界中映画に行く人間は以下のグループのどれかに属するかと思われます。
1「映画は誰かと行かなくちゃ駄目!」グループ。
2「映画は一人で行っても別に平気」グループ。
3「映画は一人で行かなくちゃ駄目!」グループ。

2番のグループに属する私は昨日「Uncle Boonmee who can recall his past lives」を観に行ってきました。上の2番グループと3番グループに属すると思われる人間が大半でした。しかし木曜日の午後3時から映画に来ている人間ってどういう仕事してるんだろう…と(自分のことを棚に上げ)人間観察してしまいました。フリーランス系/リタイア族/学生/無職(ホームレスっぽいおじちゃんも一人)/シフトで働く職業系…といった感じでしょうか。

邦題はまだ無いよう。カンヌに出品されたタイ映画です。予想通り、全く何も大して起こらないアジアの芸術映画でした。でもちょっと笑いあり、ホラーあり。そしてとにかく映像がきれいだった。緑と青を濃くしていて、 何とも懐かさを思い起こさせる映像でした。猩々を思い起こさせる生き物が沢山出てきました。タイ共産党ゲリラ掃討を思い起こさせるような暗示も結構ありました。日本で公開される場合はぜひ。でも…本当に大して何も起こらなく、たんたんと進むタイプの映画です。


最近見たい映画が沢山あります。一人でも良いグループなのでどんどん暇を見つけて行くつもり。

16 Jan 2011

クリスマスツリー哀歌

毎年新年になると、道に捨てられ自治体の回収を待つお寂しクリスマスツリー達よ。
哀愁が町中に漂うのですが、しかし、ここまですごいとちょっと哀愁より笑いだろう。 
思わず仕事中に家を抜け出し写真撮りにいってしまった野次馬。

12 Jan 2011

色々な初体験

を、スコットランドではしてみました。
一番度肝を抜いたのは、アイスバイル、クランポン装備で登ったCairngorms。登っているときは上に進むのに必死であんまり考えてなかったけど、今考えるとまあよくもあんな壁を登ったわ…と。雪と氷だけの一番初心者コースを行きましたが、隣の岩壁を上級者がひょいひょい登っていたり、上からチョコレートが落ちてきたり、隣のスロープをスキーでおりていく人がいたり、不思議な世界でした。いつのまにか、両足、膝、すねと青あざだらけです。足の爪の下も内出血。

それから雪山歩き、雪山マウンテンバイク、凍った湖歩き…。その後エディンバラに移り、毎晩夕飯に誰かにお呼ばれして市内を点々としてみました。大きい都市に旅行する時は、暖かく迎えてくれる人が居ると、それだけで雰囲気ががらりと変わるものですね。特に「食」を誰かと一緒にできるだけで、ゆったり。

写真はそんなスコットランドの休暇から。

ミラネーゼと正月を。お茶漬け付き。

クリスマス、正月と高校の同窓生4人とそのうち一人のおくさんがロンドンに集まりました。みんなのこれからの計画を色々と聞きながら、色々な人生のあり方にひたひたと興奮して、元旦になぜかお茶漬けなどをしてみました。なぜ。
色々例年通りに忙しく働いていたら、急にボスの姉さんから電話があり、「明日から2週間の休暇始まるわよ…」とのこと。そんな急に言われても!!私準備が。というか仕事がまだ終わっていないんですが。とめずらしく、丸一日休日出勤し、残っていた仕事を終わらせて、電車のチケットを変更して、めでたく先週5日にスコットランドへ出発したわけです。つづく…。