30 Sept 2010

煙たい挨拶

最近周りのイギリス人率が少し上がり、気づいた事。


「how are you? 」的挨拶はとても苦手だ、自分。
特にイギリス人男性らから(何故?)、本当に頻繁に「how are you?」系の挨拶がばんばんふってきます。


how are you?から始まり、
how did you sleep last night?
how was your afternoon?
how was your rest day? 
how was this morning? 
.................


と会ってまず降り掛かるhow系の質問達…。
そこで最近、友達の言葉を借りれば「怒りオヤジ化」している私は「昨日のレム睡眠具合なんてどうでもいいだろーこのやろ(怒)」と思いつつも、ぼそっと「ok....とかalright...(怒)」と、もそっと返答する訳です。


で、その場は
「あ、そう………しーん」となり、微妙な空気が流れ、相手が話題を変える、というのがだいたいのパターン。


人に久しぶり会って(まあせいざい一週間ぶり?)、「最近どうよー」と聞かれるのは何の違和感もありませんが、毎日毎日仕事で顔を合わせる同僚から聞かれるのは、何か違う。朝のシフトをこなし、夜のシフトにまた出ても、「how was your rest time?」と来ます。つい6時間前に会ったばっかだろー、ほっといてくれーと思ってしまう、どうしようもない私。


まあよく考えてみれば、相手にしてみても、私が毎休み時間に何をしたか、眠りの浅さがどうだったか、疲れの具合はどうなの、と逐一探りを入れたい訳ではなく、そう聞いてみるのが「礼儀」という感じなのでしょうか。正統派でいけば、礼儀でたずね、そこで話題が上り、会話が広がり、平和な空気が流れる…という感じか。


でも全くの口下手な私は、「そうなのー昨日はちょっと飲み過ぎちゃってさー、帰ってきたの2時だよ。まじ疲れたし、頭痛い、そいえばここアスピリンあったけー、え、あんたパラセタモール派?私絶対二日酔いにはアスピリン!だめだめ痛み止めも色々使い分けだよ…、そうそう生理痛はイビュプロフェンだよねー絶対、あ、わかるー?」と流暢な(?)会話が出来ない。はい、意味不明ですね。


そんな礼儀正しい?イギリス人男性は置いといて、
女性(今度は女性に多い)にも、ろくな挨拶もなしで「連絡事項はね…1、2、3、」と話し始める人も時々いて、これはこれでかなりカチンと来ます。「あいさつの「あ」も無しかい、あんた!」とまた怒りオヤジ化。


ようするにただ単に私が何かにつけていちゃもんつけたいだけなのか…。




明後日からオープンスタジオイベントが始まります。プリントセールなので、懐が暖かい人が沢山来て、あ、子供部屋のトイレにいいじゃない…とか買って行ってくれないかしら。
今日額入れしました。親指の爪の下に金具を引っ掛けて、すごく痛い。
近くにいらっしゃる方、ぜひお越し下さい。 13 Norwood High Street,  West Norwood, SE27 9JUです。
詳しくはこちらのサイトから。





25 Sept 2010

何にもしないをした

おかげさまで、ミラノでは本当に何にもしないをしながらのんびりとした休暇を過ごす事が出来ました。
何にもしなかった割には、高校ミニ同窓会が開かれたり、ドゥーモの屋根に登ったり、写真美術館に行ったり、鉄火丼ぶりらしきものを食べに行ったり、としていました。


街歩きしていると、ミラノファッションウィークでCatwalkらしきもののイベントに集まった「業界人」、すらりとしたモデルさん達、ありえない格好のおばあちゃんとか、カメラばちばちのマスコミなどに遭遇し、
「せ、せかいちがすぎる…」とくらくらとして、何となく近寄りがたい雰囲気に、あわあわとしていました。


しかしその直後迷い込んだ「ブレラ美術学院」では汚さといい、ごちゃごちゃさといい、暗さといい、鬱々さといい、「あ、私のより属する世界だ…ほっ」としたものです。人それぞれ属する空気というものがあるんですかね。



明日はIKEAへ。
私は「anti-IKEA」を名乗っている割には、必要な時にはさっさと買い物に行ってしまう、生温い反対勢力です。



20 Sept 2010

あっちこっち

最近あっちこっちしていました。

共同騒動生活の方では、アートクラスでドライバーを指にさしてしまったり、年間報告書を作成したり、冬支度したり(とうとう暖房つけました!寒ー。)、鳥をローストしたり、ジャガイモのグラタンにキヌアを入れて「たらこ食感」を一人で思い出したり、製本作業とか、買い物大作戦とか、ラザニアとムサカのStep by Stepレシピ(写真入り)を作ったり、朝ご飯指差し表作ったり(あまりしゃべらない人が指差しで、何が食べたいかコミュニケーションできるやつ)、それから南京虫の噂を聞きつけ大予防作戦を張ったり、 ズボンの裾あげしたりしていました。相変わらずの「何でもあり!」共同騒動生活でした。

イラストの方は一仕事終わった!と思いきや、印刷屋となぜか連絡できなくなり、行き詰まり。大丈夫なのだろうか…。

とにかく、休暇!
始まったのでミラノに逃避します。 何もしないをしたい。

17 Sept 2010

まさかの田代効果

いやあまさか自分が田代まさしについてブログに書くとは夢にも思っていませんでした。

でも今朝オンラインニュースで田代氏がまた逮捕のニュース、で自分でもまさかの衝撃。朝からボーっとなってましまった。でもこの人のファンで衝撃を受けたわけでは全然ないけどね。逮捕されたのも、またあの人か…ぐらいの感じなのですが、それでもなんとなく「あー依存症の人がそれ(依存しているもの)と切れるのって本当に長い道のり…」となんだかやけに納得して感じて、ちょっと悲しくなった。 


今年ももうわずか3ヶ月ばかり残すところとなったけど、振り返ってみると今年は色んな人の弱い部分を沢山みてきたなあ、という年でした。おかげさまで自分の弱いところも沢山見られて良かったけど。

私の場合はアルコール依存発見年!でした。それまで全然かけ離れたところにあったアルコール依存が急にドカーンとお隣に引っ越してきた感じで。そんでもって、必死になり色んな本を読んだり調べたり、AA(アルコホリックアノニマス)を学んで、12ステップを学んで、アラノンの集まりについて考えてみたり、CODA(共依存アノニマス)について色々学んだり…という年でした。なにしろイギリス、資料たっぷり。アルコール依存率高いんでしょう。


それでおもしろいことに、それまで自分が全く気づいてなかっただけで、結構まわりには依存症の人がいて、より敏感になったからか、アルコール依存を克服している人に気づいたり(今まで普通に接してる友人の一人だった)、その人に体験聞いたり。相談に乗ってくれたヨーロッパ人の女性達3人は偶然にも全員家族にアルコール依存症者がいる人たちだったり。ああ、依存症って本当に身近なことだ!と変に関心してました。



最初はアルコール依存症の人がちゃんとAAミーティング行ってるかしらと毎日チェックしたり、飲んだくれた後始末をしたり、再飲酒を見て絶望したり、としていましたが、それはその人の問題で私は何もできないんだ!と自分の無力さを感じることができて、良かった良かった、と思っています。まあ客観的に考えたら、依存症者本人以外はその依存性に対して無力/無関係で当たり前でしょうが、いざ大切な人の依存を目の辺りにすると、「私がなんとかしなきゃ!私がついてなきゃ!」と思ってしまうものです。しょーがないね。


自分の無力さにさっぱりした後でも、今でも夢に出てきたり(責められる夢)、それこそ田代まさし逮捕!とか玉置浩二暴言ライブ!とか本当にどーーーーーーでも良い事で、一人勝手に「ガーンガーンガーン」となったりする。この前もたまたま映画見たら、「Sherrybaby」という薬物依存のお母さんの話で、また勝手に「ガーンガーン」。(でも良い映画だった)
自分がいけないことしたような、責められているような(依存症者を見捨てたという)、変な妄想の世界に入ってしまう感じかな。

でもまあ今は話し相手も沢山いるし、今年の糧は依存症、ということにしておきます。
いっぱい学んだよ。

12 Sept 2010

箇条書きに

最近は…

  • 仕事でクラブに行き、汗ダクで踊った。仕事なので素面でした。
  • 遊びでクラブに行き、東洋系ゲイ達の美しさに胸がきゅんとした。き、きれいすぎる。
  • Spotifyをダウンロードして音楽を楽しんでいます。イギリスやアメリカにいる人、是非使ってみて!無料も良いけど(でも広告が入るので)、一ヶ月経ったの£4.99で聞き放題。
  • で。Belle&Sebastianのアルバム「The BBC Session」がおもしろかった。
  • 10月始めのグループ展の準備全然していない事に気づいた。
  • イラスト、なかなかはかどらず。でもRegina Spektorのアルバム「Begin to Hope」に助けられています。
  • スウェーデン人姉さんと仲良くなってきた。リコリシュと赤ワインなるものでくつろいでみた。リコリシュ、イケアで買えます。
  • 将来計画着々に設計中。
  • 11月に始まる新しいポストに応募しようかと考え中。
  • ロンドン秋色。

4 Sept 2010

入れ墨と怒り

さっき友達のブログを読んでいたら、外国語のとんでもない入れ墨についてちょっと書かれていたので思い出しました。

私フランスの片田舎で出会いましたよ。ありえないフランス人。
前にも書いた通り、とても平和なメルヘンな村で、その人はキオスクのレジで店の親父とわいわい世間話をして盛り上がってました。

でね、私がふと見上げたその人の首筋に(首の裏)書いてあった…
「エロ」と。

カタカナでした。縦に。髪の毛の生え際から。一文字直径7cmくらいだったね、あれは。
もしかして何かの楔形文字とか、ヒエログラフとか、の暗号だったのかもしれませんが。
でも確かにあれはカタカナで「エロ」。彼が日本に一生行かない事を祈ります。


そして今日は久しぶりに怒りに怒りまくり、パブで友達に向かって怒鳴りまくりました。多分机もばんばんたたいていた。同僚がざっと9人ぐらいいましたが、そんなのはしょうがない。怒るときは怒るんだ。そうしないと損かな…でも私ももう大人だし、そうそう怒りをぶつけてばかりでは、みっともないのですが。でも、相当な怒りが瞬間的に勃発したので。

もうちょっとAnger Managementとを自分で開拓すべきかもしれません。