26 Jul 2010

猫好き萌です、こんにちは。
今日新しいコンピューターが届いて、うれしい限り。でもインターネットのケーブルを買ったら短すぎて、仕方なくケーブルがぎりぎりで届く床にコンピューターを置いてブログを書いています。悲し。


さてさて、この新しい家に引っ越してきてからここの通りに住む2匹の猫と友達になりました。一匹はきじトラ、もう一匹は白地に黒の斑点(牛状態)。
きじトラの方は私を見かけると、にゃんにゃんにゃんと通りの向こうから車道を渡って走ってきます。
牛猫の方は、この前私が酔っぱらって帰ってくると、わしわしと寄ってきて「ぺっ」と何かを吐き出すではないか。よく見ると、完全に亡くなっておられるネズミだった。当の本人は相当ご満悦で、ごろんごろんして手柄を自慢していました。


このブログのタイトルの棘猫とは、私が中学生頃に誕生させた、猫のことで、よく私の描く絵に登場します。当時は体中にちくちくと棘が生えていたんだけど、作者が単に面倒くさくなったので、今はのっぺりとした単なる人間猫になってしまいました。進化したのか、後退したのか。


今朝仕事依頼(イラストの方)の電話が入り、そのひ人曰くこの「棘猫」が相当気に入ったので、イラストよろしく!とのことでした。棘猫のファン一号誕生。嬉や。10年以上飽きもせずに猫を描いていた甲斐がありました。猫のほかにもカタツムリとか、羊とか、魚とか、ヤドカリとか、鳩とか、動物を描くのは好きです。今気がついたけど、今まで描いた動物の中には「犬」が全くいませんな。相当無視されています。でも干支の中にも入っていないし…。いや猫も入ってないけどね。

25 Jul 2010

砂糖の量

昨日は勤め先で、Summer Fairなるものを開催しました。
家の前庭で古着、古本、家具などを広げて売り(Jumble Sale)、ケーキやビスケットを焼いて売り、 テーブルといすを置いて、お茶を飲めるようにして…。近所の人が沢山きてくれました。
チャリティーの資金集めのイベントで576ポンド売り上げました。(Fund Raisingと言います。)

来てくれた人ありがとう。この家なにげに高級住宅街らしきものの中にあるので、みなさん「つりはいらないよ」とお札をどんどん置いていってくれました。

私は「ケーキとお茶」を担当しおりました。忙しかったぜよ。
売りながらつまみ食いもし、砂糖摂取しすぎました。あと2ヶ月はケーキいらない。

いろんな人に会えて楽しかったです。でもすごい疲れたけど。スリらしき人も現れたり(!)、遠くオックスフォードから駆けつけてくれた人もいました。
ちなみに私は3枚目の写真、コーヒーとくるみのケーキを焼きましたが、暑いせいか、、クリームたっぷりのせいで、売り上げはあんまり伸びなかった…。イチゴジャム、チャットニー、イチゴシロップのラベルもデザインしてみました。
全部手作りの日でした。


ロンドン夏

最近天気が良いです。眠くなります。

19 Jul 2010

新部屋と喧嘩は良い…の話。

新居というより、新部屋に引っ越してもうすぐで一週間。
今までの家が騒がしすぎたのか、今回の家が静か過ぎるのか、なんだかとても落ち着きません。

この度は5人で3階建ての家をシェアです。
ルーマニア人とドイツ人とグルジア人とチェコ人と私。

もうすでに辛口グルジア人と険悪状態に陥りました。
こうゆうのはできるだけ早めに起こった方がいいのでしょうが。
私昔はこんなに喧嘩するたちだったっけ……?と不思議になりますが、この辛口グルジア人とはほぼ3週間に一回の具合でわんわんの(?耳が痛いぐらい)喧嘩になります。お互い負けてたまるか!ととにかくわーわーがんがん口げんか。言ったもの勝ち。喧嘩が終わると息が切れるぐらい。ちなみに単なる同僚同士。

でも何だかんだ、仲直りですが。

そんな彼はもうすぐカナダに転勤です。寂しい…。
最近は「私、今後一体誰と喧嘩すればいいんだい…」とよくこぼしています。
そうするとグルジア人は真剣に「あーAさんはどうかな?いや、あれとは喧嘩できないか…後味悪そう。Bさんは?」と吟味してくれています。

(そういえばそのグルジア人は過去に私のうどんを見て、「寄生虫」発言をした人です。)

日本人同士だとこうは行きませんね。なかなか。
こうならない方が良い面もありますが、やっぱり時には言いたいことは言っといた方が良い時もあります。その時「そいきた!」とやり返してくれる、相手がいるとなかなか爽快なものです。 以外に。

話がそれましたが、まあ引っ越してよかったのかな、と思っている今日この頃。
今日はとても蒸し暑くて、羽蟻が大発生しました。ロンドンでは夏に1,2回あります。
暑いっていっても、25度くらいでした。

11 Jul 2010

ペンキの塗り方とタコの運命

今週は色々なことを同時にやっている間に、もう日曜日になってしまいました。早いわ。

新しい部屋のペンキ塗り
ポスターデザイン×2
荷造り
日本行きのチケット購入
誕生日会の準備

仕事…

と二股三股四股かけていたら、何とか全部終わりました。

日本に住んでいると家のペンキ塗りなんて滅多にしないでしょうか…。イギリスの家の部屋は、壁にじかにペンキを塗って、模様替えする場合が多いのですが、今回友達も助っ人に入り、5時間ぐらいで全部終わりました。
でも元の壁の色が黄色でそれを白にしたので、5回ぐらい重ね塗り。釘で穴が開いている部分はまず、フィリング入れて、ヤスリかけて、角っこは刷毛で、それ以外はローラーで、壁についてるラディエーター(暖房)の後ろもやって(本当は外してやるべきだと思うのですが)、天井も塗って、としていると以外に時間かかるものです。
終わってから、汗だく、ペンキまみれ、ビーチサンダル、がらがらとDIY道具の入ったカートを引く…という悲惨な状態で、とぼとぼと自宅まで歩いていると、すれ違う人はみんながみな、ちょっと目線を投げかけ、即効そらしていました(私から)。「あ、この人と関わりたくない」オーラがぷんぷんだったはず。ロンドン人はそうゆうの敏感で。都会の人はみんなそうか。

タコの運命はいかに…とは、今や時の人、ドイツの占いタコのことです。ワールドカップドイツ戦の結果を全て正しく占い、ニュースにも引っ張りだこになっているタコ。
金曜日にペンキ塗りの前に家に篭り、デザインの仕事をしながらBBCラジオをつけっ放しにしていたのですが、30分毎のトップニュースで、「タコがドイツの敗退(準決勝)を予言しました!!」と、まじめに読み上げられるわけです。3分だけのトップニュースで、話題はだいたい5、6つに絞られるわけですから、そこで読まれるというのは相当に重要なニュースのはず…。BBCです。NHKがタコのニュースをトップで伝えている様子を想像してみてください。
世の中思ったよりは平和だな、と思っていたらこのタコが気になって仕方なくなり、今は毎日オンラインで彼の様子をチェックしています。仕事場のみんなに、彼の動向を詳しく伝えているのですが、誰も乗ってくれません。みんな「タコ」に向ける情熱が元から無いんでしょう。スペインのタコ祭りに貸し出されるとか…。飛行機で行くのかな…。ちょっと気の毒。
あータコ食べたい。イカ納豆もすごく食べたい。

下はその金曜に仕上げた、イベントFolk Lab第二段、Puppet Factoryのポスターです。Crystal Palaceに国内外のパペットアーティストが集い、色んなパフォーマンスを繰り広げるイベントだそうです。ロンドンにいる方ぜひ参加してみてください。
「パペット」って、日本語で「操り人形」か? あまりしっくりこないですね。人形浄瑠璃です、つまりは。お題もかなり大人向けらしいです。

5 Jul 2010

裸の付き合い

ウェールズの自然の中で毎日ヨガをしていた私は、ロンドンに帰ってきて早々運動したくなり、泳ぎに行ってきました。

泳ぎは、まあ普通に泳いできたのですが、

その後の更衣室で私は思った!

欧州人裸過ぎ…
更衣室に入るとシャワー室が全部利用中だったので、ベンチにどっこらしょと座って、順番待ちを始めました。と、前にいるおばあちゃん(すっぽんぽん)は巨大ブラをよっこいしょ…とつけながら、私に「ハーイー」と挨拶。私、「は、はーい」と言いながらいまいちどこ見ていいのかわからず…。

シャワー室が空くと、中からはすっぽんぽんのおばちゃんたちがどででーんと出てきて、「ハーイ」。
と、すっぽんぽん状態が5,6人程、うろうろしているわけです。トルコ風呂って行ったことないけど、多分こういう風なんだろう…と想像してみました。裸の付き合いだ。みんな隠そうともしないではないか!
この前スウェーデン人同僚と、サウナ文化についてしゃべっていると、
スウェーデン人「みんな小さいころから、裸よ!親戚一同、親の会社仲間とか、近所の人たちとか、みんなの裸に見慣れてるわ。」 
私「…」 

イギリス人は北欧人の裸文化に対して羞恥心を抱くようなので、そこまで裸レベルは高くないのでしょうが、それでも女性だけの更衣室ではみんな裸で構わん、ということでしょうか。では男性の更衣室はどうなっているんだろう…とふと思いました。

まあ自分の体に自信があるからかな、と勝手に結論付け。
この前読んだ雑誌によると、セクシーさとは何か?という問いに対しほぼ全員(女性)が「自分の体に対する誇りと自信よ!…」なるようなことを言っておりました。
(思い浮かべたのは、ヌードでストーンヘンジの周りで踊るヒッピーたち。ちょっと違う…。)

でもみんなそういうこと言うわりには、整形手術はばんばんするし、メディアはモデル体型超奨励だし、一言にみんなこうです、とは言えませんが。
でもプールの更衣室で出会ったおばあちゃんたちが40年前の裸ヒッピーだったらおもしろいな…と想像してみました。

でも私、違う国の人だわindeed…と思う瞬間でした。

4 Jul 2010

ウェールズから帰る

ウェールズは気持ちよかった…
羊と牛と山と海に囲まれてすごしていました。
窓の外には左手にスノウドニア地方の山々が広がり、右手には海。海の向こうはアイルランド、反対側の川向こうはリバプール…というところでした。地図で見てみてください。Rhylというところです。

毎日昼寝の後は山登りをしていました。
といっても300フィート級の「丘」なんだげども。15分で登頂。15分で下山。頂上では羊たちがわらわらと食事中。
フットパスに牛が立ちはだかっていたり、猫が寝ていたりしました。時々ほやほやの牛の糞を踏んづけて滑ったり、ハエの大群に襲われたり、まーそれなりの冒険だったんだね。

そして最近になって使い始めたインクを持参し、毎日落書きをしていました。
平和だった。
食後、食器洗わなくていい…というのは大変素晴らしかった。
1週間も料理せず、洗い物せず、というのは、いったいいつぶりでしょうか。
うれしかったけど、ロンドンの共同騒動生活がやっぱり恋しかったよ。

もう仕事に行く時間なので、このへんで。
また色々書きます。