6 Jan 2010

北の国から2010

風邪を治しつつ、零下5度の夜、昼間も最高気温2度のロンドンで寒さをしのいでいたらこんなことになりました。

雪って街の雰囲気を一気に変えるのでおもしろいですね。とにかく雪の日はロンドンが静かで、ざくざくと雪を踏みしめる自分の足音が奇麗です。ロンドンは東京以上に雪に弱い都市ですが、でも住民は思い思いに楽しんでいます。昨晩は深夜12時半頃、日本酒ほろ酔い気分で帰宅途中、一家総出でそりすべりを楽しむ人たちに遭遇。子供二人と父ちゃん。おもしろくって話しかけたら、まだ雪が深くなくてうまくできない!と言っていました。明日(今日のこと)また再挑戦するそうです。
らーらーららーらららーら。と「北の国から」を思い出しましたよ。というのもつい最近椎名誠と倉本聰の対談を読んだので。富良野って観光地化されること無く、独特の雰囲気を町ぐるみで守っていい所だねえ、と話していました。でも昭和58年の本なので27年も経った今でも倉本聰氏は同じ意見なのだろうか。私はあまり「北の国から」を見たことがないし、富良野にも大して興味が無く、母親の影響を受けさだまさしも好きではないのですが…あえて言えば蛍ちゃん役の中嶋朋子が好きです。


最近はたんたんと色々なことをして過ごしています。昨日は雪の中、日系古本屋さんへ。川上弘美、河瀬直美、天童荒太の本を購入。夜は日本酒で日本人会があり、飲みながら同僚の狐氏にブラジルのダンス、フォホを教わりました。でもさっぱりで狐氏の足を踏みまくりました。ごめんよ。私はラティーノではないのでね、体が馴染まんのです。しかし日本って絶対に日常で男女組んでに踊りませんね。ちょっとフォーマルに小学校のフォークダンスぐらい…。それから20年前のビートたけしと高田純次のテレビ番組などを笑いながら鑑賞。二人とも若くていい男だった(過去形か)。


今日は騒がしい共同生活から避難して、近所のBrockwell Parkへ。散歩した後、屋外プールの脇にある「Brockwell Lido Cafe」でキッシュを食べながら林真理子の「素晴らしき家族旅行」を読みました。Lido(ライドー)とは、屋外プールのことですが、ここは冬でも週2日はオープンしています。西欧人や北欧人は寒中水泳が好きねー雪の中でも泳いでるかな、と思って見てみるとプールは完全に凍っていました。


小説「素晴らしき家族旅行」は老人介護、嫁姑問題、遺産相続問題、年の差婚などを一気にテーマにしたおもしろおかしい小説なんですが、読み入っていたらいつのまにか大雪に!帰宅ラッシュにもぶつかり、しかもOyster Card(ロンドン版Suica)の残高が〇!キャッシュマシーンも壊れている!という事態で10分で帰れる道のりを1時間かけて帰ってきました。寒かった。今晩はケートウィンスレット主演のThe Readerを借りたので鑑賞します。本当はワインなんぞも買ってきたかったのだが、パスポートを持ち合わせていないことに気づき断念。私今年で26歳になるのですが証明書無しには酒を買えない身でして、苦労しております。どうやらイギリスに住む30代20代日本人の共通の悩みのようです。ちなみにイギリスではお酒は18歳から。若く見えるっていいことだわ。

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