17 Sept 2010

まさかの田代効果

いやあまさか自分が田代まさしについてブログに書くとは夢にも思っていませんでした。

でも今朝オンラインニュースで田代氏がまた逮捕のニュース、で自分でもまさかの衝撃。朝からボーっとなってましまった。でもこの人のファンで衝撃を受けたわけでは全然ないけどね。逮捕されたのも、またあの人か…ぐらいの感じなのですが、それでもなんとなく「あー依存症の人がそれ(依存しているもの)と切れるのって本当に長い道のり…」となんだかやけに納得して感じて、ちょっと悲しくなった。 


今年ももうわずか3ヶ月ばかり残すところとなったけど、振り返ってみると今年は色んな人の弱い部分を沢山みてきたなあ、という年でした。おかげさまで自分の弱いところも沢山見られて良かったけど。

私の場合はアルコール依存発見年!でした。それまで全然かけ離れたところにあったアルコール依存が急にドカーンとお隣に引っ越してきた感じで。そんでもって、必死になり色んな本を読んだり調べたり、AA(アルコホリックアノニマス)を学んで、12ステップを学んで、アラノンの集まりについて考えてみたり、CODA(共依存アノニマス)について色々学んだり…という年でした。なにしろイギリス、資料たっぷり。アルコール依存率高いんでしょう。


それでおもしろいことに、それまで自分が全く気づいてなかっただけで、結構まわりには依存症の人がいて、より敏感になったからか、アルコール依存を克服している人に気づいたり(今まで普通に接してる友人の一人だった)、その人に体験聞いたり。相談に乗ってくれたヨーロッパ人の女性達3人は偶然にも全員家族にアルコール依存症者がいる人たちだったり。ああ、依存症って本当に身近なことだ!と変に関心してました。



最初はアルコール依存症の人がちゃんとAAミーティング行ってるかしらと毎日チェックしたり、飲んだくれた後始末をしたり、再飲酒を見て絶望したり、としていましたが、それはその人の問題で私は何もできないんだ!と自分の無力さを感じることができて、良かった良かった、と思っています。まあ客観的に考えたら、依存症者本人以外はその依存性に対して無力/無関係で当たり前でしょうが、いざ大切な人の依存を目の辺りにすると、「私がなんとかしなきゃ!私がついてなきゃ!」と思ってしまうものです。しょーがないね。


自分の無力さにさっぱりした後でも、今でも夢に出てきたり(責められる夢)、それこそ田代まさし逮捕!とか玉置浩二暴言ライブ!とか本当にどーーーーーーでも良い事で、一人勝手に「ガーンガーンガーン」となったりする。この前もたまたま映画見たら、「Sherrybaby」という薬物依存のお母さんの話で、また勝手に「ガーンガーン」。(でも良い映画だった)
自分がいけないことしたような、責められているような(依存症者を見捨てたという)、変な妄想の世界に入ってしまう感じかな。

でもまあ今は話し相手も沢山いるし、今年の糧は依存症、ということにしておきます。
いっぱい学んだよ。

2 comments:

  1. 元気そうで何より!!!
    12月にロンドンいくよ!!!あおう!!!
    あと嫁さんにもあってね。

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  2. 是非ロンドンで再会。ってもうあれから4年ぶりじゃないですか。
    あの、庭でオセロ大会(?)から。 

    ぜひぜひお嫁さんにも会わせてください。ひとまず私が11月には東京に行くので、そこで打ち合わせしましょう、飲みながら。 

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