21 Jun 2011

派手さの空しさ

旅の記憶にまた戻ってーベネチア編、派手さの空しさー。


ベネチアに行く朝もメトロが事故かなにかで運転見合わせになり、焦りながらセントラーレから飛び乗った電車も、もちろん定時に出発する訳なんか無く。なんだか2日前とのほとんどデジャブ状態で出発。
 道中目の前に座っていた老婦人は、あーイタリアのお金持ちを絵に描いたようなエレガントな英語の上手な女性でした。邦題はわからないけど、ティルダスウィントン主演の「I am Love」に出てきそうな金持ち女性。ところでこの映画はとてもきれいな映画です。要するにどうってこと無い不倫ものなんだけど。

ベネチアではベネチアにかつて住んでいた大学時代の友達と共に一日を過ごす。自分だけだったら絶対迷っているであろう小道を、 彼女は人ごみを微妙にかわしつつすいすいと進んでいくのだ。とてもその姿がきれいだったりする。その後ろを身長差マイナス20−15cmぐらいのちびの自分がくっついていく感じ。

この日のお目当ては安藤忠雄が昔の関所を改装して最近オープンしたらしい、Punta della Dogana. 現代美術館。サーチコレクションをちょっと静かにした感じのキュレーティング。初めてPaul MccarthyとかEdward Kienholzとか、大学時代のレクチャーの教材系に初めてお目にかかったど別にどうってことなく…

と本当はちゃんと書くつもりでしたが新たに別の友達がお母さんが病気の事態を受け緊急帰国、イギリス人の友達に喉頭がんが見つかる、共同生活仲間は未だ集中治療室回復せずということで精神的な余裕が狭くなっているので写真だけupしておきます。本当に毎日、毎日ちゃんと生きてきたい。

No comments:

Post a Comment