21 Jan 2011

誰と行ったの?

「映画に行ってきた。」と言うと、イギリス人はよく「誰と行ったの?」と聞いてきます。
イギリス人は…というのは気のせいでしょうか。日本人に聞かれたことはないのですが。友達や家族を思い出してみても、一人で行く人は少数派。そして圧倒的に日本人の女性が多いです!なぜ?

世界中映画に行く人間は以下のグループのどれかに属するかと思われます。
1「映画は誰かと行かなくちゃ駄目!」グループ。
2「映画は一人で行っても別に平気」グループ。
3「映画は一人で行かなくちゃ駄目!」グループ。

2番のグループに属する私は昨日「Uncle Boonmee who can recall his past lives」を観に行ってきました。上の2番グループと3番グループに属すると思われる人間が大半でした。しかし木曜日の午後3時から映画に来ている人間ってどういう仕事してるんだろう…と(自分のことを棚に上げ)人間観察してしまいました。フリーランス系/リタイア族/学生/無職(ホームレスっぽいおじちゃんも一人)/シフトで働く職業系…といった感じでしょうか。

邦題はまだ無いよう。カンヌに出品されたタイ映画です。予想通り、全く何も大して起こらないアジアの芸術映画でした。でもちょっと笑いあり、ホラーあり。そしてとにかく映像がきれいだった。緑と青を濃くしていて、 何とも懐かさを思い起こさせる映像でした。猩々を思い起こさせる生き物が沢山出てきました。タイ共産党ゲリラ掃討を思い起こさせるような暗示も結構ありました。日本で公開される場合はぜひ。でも…本当に大して何も起こらなく、たんたんと進むタイプの映画です。


最近見たい映画が沢山あります。一人でも良いグループなのでどんどん暇を見つけて行くつもり。

No comments:

Post a Comment