9 Feb 2010

Billy Elliotと淡々と過ぎる日々

少々ブログをさぼり気味です。こちら共同騒動生活では一日も休むことなく、「何か」が起こり大変っていえば大変です。私の職場では総勢100名の人が日々の生活を送って、そして働いているわけですが、100人だったら100人分の人生が色々複雑にからみ合ってるわけだから、本当に毎日何かが起こるわけです。大事件ばっかりではなくても小さいことも含めて。
一緒に働いているだけでなく、一部は共同生活もしているので、一人の出来事は周りの人を、いい意味でそして悪い意味で巻き込んで行きます。人を傷つけるともあれば、自分が傷つかされることもあるし、うざーがられることもあれば、うざーと思いつつ、幸せにしてもらうこともあるし、気づかないうちに誰かを幸せにしている時もある。そして大体いつも色んなことを学べて良かったな…と落ち着くわけです。赤ちゃんは生まれるし、人は死んで行くし…忙しい共同生活です。でも考えてみればみんなが普通に日々たんたんと生きているだけなんですけど。 


私はここに来てもうすぐ2年半です。仕事の要領を得てきて残業しないようになったのが最近うれしいです。他は2年半前に来たときから大して変わりもせず。成長しているのかしら、いったい。私が余裕で入れる洗濯機や文句垂れ垂れのAGA(クッカー)、私の半分以上の大きさと重さのダイソンの掃除機とは特に格闘しなくても、ちょちょいと家事をこなせるようになりました。「人」相手にはそう簡単にはいかず(いかない方がいい)、わんわんぎゃんぎゃん言ったり無視したりというのもありますが(毎日)、みんなから色んなことを学んでいます。 


一昨日の日曜日一緒に暮らすTさんと近所の家まで「Billy Elliot」(リトルダンサー)を観に行きました。多分もう4、5回はすでに見ていますが、最後に見たのは確かまだ高校生で日本にいた時だった。
とにかく感動したのが、私って英語上達した!言ってることわかる!わーい。と喜んでいたのもつかの間… 字幕なしで見てみるとこの映画、すごーーーーーーーーーーーーーーいF..k, C..t, T..tなどいわゆる「Swear Word」と分類される、つまり罵倒語が2時間ずっと満載なのです。ちなみに約45秒に一回の割合ぐらい。主人公のBillyは11歳の男の子です。そして彼を含め、彼の兄ちゃん父ちゃん全員swear word満載です。きざな格好つけたハリウッド俳優が洒落て(?)言うわけではないので、すごい言葉に現実味があり変な意味で心に響くのです。これにはびっくり。総勢8人ぐらいで見ていたのですが、そのうちの一人がそうゆう言葉に敏感で、最後は「Stop it-------!!!! Oi!!!  Stop swearing Billy!!!!」と泣きだす始末。じゃー見るなよ、と言いたい所だったが、まあここはそんなこと言っても仕様がない…と無視してました(また)。


そんでもって私も初めてこの映画を見て泣きました。父ちゃんがビリーをオーディションに行かせるためスト破りをし、炭坑に出かける所。映画の中の父ちゃんと一緒に「びえー」と泣いてしまいました。でも隣は「Stop Swearing!!! I don't like it!!!」と映画に怒鳴っている人がいるし、くーかー寝ている人はいるし、テレビは完全に無視してお茶の話している人はいるし…。誰も私が泣いているの気づいていない。みんなそれぞれの時間を好き勝手に過ごしている。こうゆうの、いいなーと思いました。



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